復職を目指す鬱男のリワーク体験記 第3回「事前相談2」
みなさん、ご機嫌いかがですか? うつ病療養中のるしふぇりんです。
前回に引き続き、事前相談に行ってきました。
目次
主治医の助言
掛かりつけ病院の前で担当カウンセラーと待ち合わせをしました。
復職について主治医から助言をもらうことになっています。
「午前中は人が多いんですが、午後の診察開始頃にはいつも誰もいませんから」という理由で、午後診療の開始に合わせて行きました。
ところが、まさかの2組待ち。
担当カウンセラーには申し訳ないと思いつつ、30分待つことに。
名前が呼ばれ、2人で診療室へ。
「この人はどなた?」とでも言いたそうな雰囲気の主治医の先生。
「今日はどうしました?」
リワークの担当カウンセラーと一緒に伺うことは予め病院の受付の方に伝えておいたんですが、先生には伝わっていなかったみたいです。
「これからリワークを行なっていく上でのご助言を頂きたく、障害者職業センターから参りました。」
担当カウンセラーが名刺を差し出しながら、私の代わりに答えます。
その後30分に渡り、本支援を進めていく上での注意点を伺い、また前回の事前相談で担当カウンセラーに告白していた私の弱点について、ひとつひとつその克服方法をご提案頂きました。
私の弱点とは、例えば、
・相手の質問に対してどういう言葉が適切か悩んでしまい、回答するまでに時間がかかってしまう。
・相手の話が長かったり、多少なりとも複雑だったりすると、それが頭に入って来なくなる。
などです。
この弱点は、うつとの直接の関係はありません。
しかし、復職後に私が仕事で苦しまないために克服しておくことが重要なことです。
あと、対人関係についても苦手意識があります。
この点について話が及ぶと、「嫌な奴がいればどうしようもないからねぇ。」と先生は少し困った様子で、一般的な対処法や自分の体験を話していました。
最後にリワーク支援実施同意書にサインをもらい、意見書を書いてもらって、診察は終了。
この後、担当カウンセラーは障害者職業センターに戻りました。
私は診察費と意見書の作成代金を支払い、薬局で薬を受け取ってから、センターに向かいました。
因みに意見書の作成代金は三千円+消費税でしたが、これは後日センターから戻ってきます。
障害者職業センターにて
担当カウンセラーに助言の内容はどうだったかと尋ねられ、
「相手の質問に対して回答するまでに時間がかかるという点について、返答パターンを覚えるようにすればよいとの助言がありましたが、期待していたのと少し違いました。というのも、どんな単語を使うべきか、使おうとしている敬語は果たして適切かなどといった細かいことで悩むので、パターン化で対処できるものではない気がします。」
と答えました。さらに、
「ストレスを感じたときの具体的な対処法も伺いたかったですね。」
と付け加えました。
診察のときに尋ねれば良かったんですよ。でも、しなかった。
担当カウンセラーが同席しているという点で診察がいつもと異なる状況だったため、緊張していた。
また、診察の時間がいつもよりもずっと長くなっているため、これ以上長引かせるのは待っている他の患者さんに申し訳がないと思ってしまった。
そんなつまらない理由で、私から質問をすることができなかったのです。
変だと思います。変。
今回聞けなかったことについては次の受診のときに尋ねるといいですねと、担当カウンセラーに勧められました。
また、コミュニケーションが苦手なのをどう克服していくかについては、本支援をうけていく中で他の被支援者から聞くのも良いでしょうとも言われました。
リワーク支援では、被支援者どうしで話し合う機会もあるそうです。
「うつ病に至った経緯を話せば辛いことを思い出すことになると思いますが、大丈夫ですか?」
「憎しみを呼び起こされるので、辛いですね。」
憎しみというのは、私をうつ病に追い込んだ同僚に対するものです。
憎しみや怒りというものは、少し考え方を変えるだけで別の感情に転換することができるそうで、その方法(アンガーコントロール)についての講習もリワーク内で開かれるということです。
宿題
一旦席を外した後、担当カウンセラーが本を4冊持ってきました。
表紙には「発達障害」や「大人のADHD」、「アスペルガー症候群」といった文字が見えます。
前回の相談のとき、自分には発達障害があるのではないかと懸念を伝えていました。
また、これまでの私の言動を観察した上で感じることがあったのだと思います。
「これらの本を読んで、自分に当てはまると思ったキーワード(症状や特徴)を書き出してみてください。できれば、エピソードも書いてみてください。」
今回は、「大人のADHD」と「アスペルガー症候群」の2冊を借りることにしました。
終わりに
今回は、事前相談(2回目) の様子を書きました。
これからリワーク支援を受けられる方、または受けることを検討されている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
中身や雰囲気をうまく伝えられるようにしていきたいと思っています。
宿題で書いた内容ですが、別の機会にお話しします。
それでは、みなさま、ごきげんよう!
事前相談の第1回目の様子はこちら...